火曜日, 2月 15, 2011

こんな典型的な謎の「犯罪」・・・・・・・特捜部と闘った「会計のプロ」が解明した「朝鮮総連詐欺事件は無罪」という「決定的証拠」 有罪の根拠となった自白調書をつくったのは、あの「割り屋」前田検事 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]


特捜部と闘った「会計のプロ」が解明した「朝鮮総連詐欺事件は無罪」という「決定的証拠」 有罪の根拠となった自白調書をつくったのは、あの「割り屋」前田検事 | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]
ここで、現金による利害得失だけを考えれば、朝鮮総連側の被害額は9000万円となり、これに対して緒方被告は5000円万円の持ち出し、満井被告は1000万円の受取超過となっている。それでは、いったい朝鮮総連の9000万円はどこに消えたかと見ると、不動産詐欺の共犯者とされる河江浩二被告が1億3000万円の正味受取超過となっている。そして不思議なことに、その河江被告は金銭詐欺では起訴されていないのである。
不動産詐欺で起訴された河江被告は、検事から、「お前は金銭詐欺では起訴されていないのだから、不動産詐欺では協力してもらうぞ。」 
と再三にわたり迫られ検面調書をとられたと証言している。これを一般に司法取引と言い、日本では、もちろんやってはいけないことになっている。

被害者に被害意識のない不可思議な詐欺事件

朝鮮総連の詐欺事件では、緒方・満井両被告の利得行為は認められない。しかし、一項詐欺罪では、返金等の事情にかかわらず、財物の交付行為だけが問題とされる。被告人両名が朝鮮総連を欺いて4億8400万円の現金と朝鮮総連ビルを交付させたとすれば、それでも詐欺罪は成立する。
この事件では財物の交付に争いがないので、それが人を欺いた結果かどうかだけが問題とされることになる。本件は、緒方・満井両被告人の当時の言動が、人を欺く(欺罔)行為に当たるかだけが有罪無罪の分岐点になっているのである。
 緒方・満井両被告が朝鮮総連を欺いて金と不動産を騙し取ったというのであるから、朝鮮総連は緒方・満井両被告から欺かれたということになる。ところが、この事件の馬鹿馬鹿しさは、その被害者である朝鮮総連側に欺かれたという被害者意識がないという点にある。
こんな典型的な謎の「犯罪」・・・・・・・

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