ロンドンに続き、またか。 (他にあっても報道されていないだけかもしれない・・。)
こういう火事が起きると日本の高層ビル・マンションでも火事が起きたらどうなるのだろうと心配になる。
ロンドンやハワイのマンションにはスプリンクラーが設置されていないが、日本の高層ビル・マンションではスプリンクラーがあるし、各戸が壁で区切られているから同じような火事は起きない、というような報道がされていた。
もっとも、そうだからといっても不安は残る
・10階以上の階はスプリンクラー設置の義務はあるが、10階以下の階には設置しなくともかまわない。そのため、建物の下の階にはスプリンクラーがない。( 建物によっては全階にスプリンクラーが設置されているものもある) だから、スプリンクラーのない下の階から大きく燃えだして上階に燃え移る可能性はある
・スプリンクラーは初期消火を目的にしたものだから、初期消火に失敗すると火事は広がってしまう。キッチンの油に着火した場合、スプリンクラーで消せるものだろうか? (おそらく人間が消火器で消すのだろうな。)
・各戸が壁で区切られているとは言っても、通常はコンクリート壁ではなく、石膏ボードで区切られているだけだ。石膏ボードが火に強いとはいえ、火が大きくなると延焼を防ぎきれるのか、と言う問題は残る。 また、爆発的に燃えた場合は、石膏ボードが割れたりしそうな気がする。
日本では、マンションで大きな火事が起きたというのは聞いたことがないが、スプリンクラーや各戸の壁の防護措置で助かったというのではなく、たまたまこれまで大火事がなかっただけかもしれない。
大災害というのはたいてい「想定外」のことが起きたときに発生するもの。海外より日本の設備が整っているというだけでは防ぎきれない可能性がある。 そうしたことをそのことを常に考えておく必要があると思う。
http://www.jiji.com/sp/article?k=2017071500425&g=int
from blog “ DはデジタルのD ”
from Tumblr https://tatsuh.tumblr.com/post/163091153890
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